MMA - LESSON3-2 すべてはハーモニーのために...


前回は主として「音階」、音の階段について説明しました。

周波数だのなんだの、についても触れましたが、これらはすべて心地よいハーモニーに影響しています。そして前回の内容のうち、「全音と半音」の存在を意識しつつ、音は振動(周波)数なんだということ、心の片隅に覚えておいてください。

実際にウクレレを弾く際に重要なのは今回のお話かもしれません。

(①~④までは以下のリンクから前回の記事を復習してくださいね~)

ということで...、今回の内容は以下のようになります。

⑤音階についてもっと深く知りたい 
⑥音符の位置とウクレレの関係


⑤もうちょっと深く音階

a. 純正律音階

これについては前回触れましたが、モスラさん作の難しげな追加の表をここでも紹介しておきましょうね。前回の表でも出てきた「振動数(周波数)」ですが、それ以外にも「相対振動数」、「記号」ってのが増えてる....。でもこの表自体は完全に理解する必要はない、ですのでご安心を。


この表のポイント:

①純正律ではそれぞれの振動数が整数であること(例えば一番上の「ド」は264)。 
②なので、例えばCとEの音は周波数比が264:330、つまり4:5なので(緑のセル)、4と5の最小公倍数20サイクル毎にゼロ点が交差し澄んだきれいな音になる。これが後で説明するハーモニー=「協和音」。
③平均律の音は整数では無いので(右端の列のように)、ゼロ点が交差しない濁った音となる。

ただし...普通の人の耳ではは1、2%周波数の違いは判別できないので、さほど問題にはならない。したがって平均律のほうが何かと「使い勝手」がいいので現在は主流になっている。 


ちょっとここらで一休みしてコーヒータイム&スイーツタイムでもしといてね~笑。

なぜ純正律の話をしたのか。それは「協和音」の話をしたかったらだそうな。


b. 協和音程の関係


右端の欄のように整数比になるのが協和音ということです。

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ところで皆さん、お気づき??これまでは最初の表のように表を印刷したものを撮影して使ってましたが、初めて表組を直接埋め込んでみました!細かい設定がまだよくわからないけど、とにかく普段使っているExcelシートをHTMLに変換してくれるアプリがあったのです。そしてそれを事細かく紹介してくれるWebサイトも!ほんとに便利な世の中になったものです。

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「協和音」とは:
●和音(コード)を構成する音の周波数比が単純な整数比であること。
例えば....みんな大好き「Cコード」は「ド(C) ミ (E) ソ(G)」の和音です。

これを上記の表で確認するとCとEの周波数比が 4:5 
CとGの周波数比が2:3(つまり4:6)なので、
C:E:G = 4:5:6 です。

●平均律ではこのようにきれいな整数比にはならない(が、普通の耳では特に気にならない程度の誤差)。

「和音」とは:
●和音(コード)とは3個以上の音を重ねて構成する音の集合体で、ある1つの音の上に3度ずつ(半音全音に関係なく、あくまで3度、この時3には基の音も含む点に注意)重ねたもの。
例えばCコードの場合、Cの3度上はC, D, Eで「E」。さらにEの3度上はE, F, Gで「G」。
Cをじゃらーんと弾いたとき、実はこの3つ、C, E, Gを同時に弾いているんです。

ん???って最初聞いたとき思いました。だって簡単コード弾きウクレレから入った私は、Cといえば1弦の3フレットということでしか覚えていなかったので、他の角度でとらえていなかったんです。


ここで初めて「Cをじゃらーんと弾いたとき、実はこの3つ、C, E, Gを同時に弾いている」ということに気付いたという...。いやいいんです。Better late than never...人は一生学びだぁ。遅くても「理解する」ことが大事!
以下の図を使って説明します。これは左端がヘッド、全体がウクレレのフレットを上から見たところです。Cコードの場合、押さえているのは一弦の3フレット目(一番上の緑の〇で囲んだCの部分)だけですが、押さえないけど音は出している(開放弦といいます)2弦のE, 3弦のC, 4弦のGがあります。Cは重なっているので結局はC, E, Gの音が出ていることになるんです。

上の絵はそのままでド、ミ、ソ表記にしたのが以下。メロディ弾きの場合はこっちのほうがわかりやすいですね。ミミはほとんどメロディ弾きはしませんが、それでもモスラさんの忠実な生徒として(!)「ドレミファソラシドは手元を見ないでも弾けるようになりなさい」という言葉を時々思い出してます(思い出すだけではだめですが、まぁたまにはトレーニングしましょうかね)。

【協和音と不協和音についてのトリビア】

「協和音」 例えば Cコード、C&E&G = 4:5:6 をバイオリンで弾くと、500m離れていても聞き取れた!

「不協和音」例えば C&E&G♯ だと整数比にならない。300mまでしか聞き取れなかった!

ここで少しコーヒーブレイク!
モスラさんのテキストで私が大好きなコーナーでした(そこ??)

ここで「むつかしい」はNG、「むずかしい」が正しい日本語、とツッコミを入れたんでしたね....。


⑥音符の位置とウクレレの関係

では最後に...おさらいがてら以下の図で音符とウクレレの各フレットを押さえたときの音を確認しておきましょうね。

●左端の「ド」はソプラノ・ウクレレで出せる一番低い音

●ウクレレは複数のポジションで同じ音が出せる。
  例えば1弦の3フレットの「ド(C)」と2弦の8フレットの「ド(C)」など。


今回のお話どうでしたか?

まだまだ続きますが途中、休みながら、ゆっくりとまいりましょうね。疲れたらウクレレ、ポロロンと鳴らしてみればリラックス!
次回はLESSON 4、調号と根音(基音)の説明からスタートです。えーっと少しまた忙しくなってきたのでゆっくりじっくりと記事を作成しますので....気長にお付き合いください。


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