楽譜の苦手意識を克服、いや、せめて軽減を目指そう...
ウクレレだけでなく、楽器をやり始めて、立ちはだかる?「楽譜」の壁。少なくともミミの場合はそうでした。幼少の頃、音楽好きの父親の意向で強制的に習わされたオルガンとピアノ、嫌いなことは身に付かない良い例でしたね。大人になるまで音楽は苦手を通り越して「嫌い」な分野でした。
楽譜、音楽の知識、理論、何でこんなにあるのよ専門用語が!って感じで、今でも得意ではないがMMAの目的の1つはそういった『楽譜の苦手意識を少しでも軽減する』ことでもあります。
LESSON 3は2回に分けて、楽譜や音階といったちょっとディープな世界を垣間見たいと思います。余談になりますが、今回のデジタル化をスタートしてみてやはり楽譜が手書きは大変だし、見る人も見にくいかも、と思いまして以前ポールに勧められたGuitar Proという新しいソフトを使ってみることにしました。これもまた奥が深く....四苦八苦しております。
Courtesy of Tim Kirk ©Tim Kirk
LESSON 3の主な内容は以下のとおりです。
①五線譜
②音名と音階
③なるほど~音階=音の階段
④音階いろいろ!
⑤音階についてもっと深く知りたい
⑥音符の位置とウクレレの関係
内容が結構濃いので2回に分けて説明したいと思います。
①五線譜、コード譜、タブ譜
「五線譜」は皆さんこれまでに目にしたことがあると思いますが、5本の線の上に音符などで曲を書き表すものです。
「コード譜」はコード弾きの場合のコードを表すものです。歌詞の上にコードだけを羅列したもの(以下の写真のように)や楽譜にコードを振ったものもあります。
「タブ譜」は左手で押さえる位置を表した、楽器専用の楽譜のようなものです。ウクレレの場合は弦が4本なのでタブ譜は4本線で、数字は押さえるフレットを意味しています。例えばCのコードだと1弦の3フレットだから...
なおフレットはできるだけボディ寄りの位置を押さえるほうが良い音が鳴ると言われています。
②音名と音階
音の名前=音名は1オクターブで循環するのでオクターブ違いの音にも同じ音名が使われる。チューニングのところの説明でHigh-GもLow-Gの4弦も「G(ソ)」だけど、1オクターブ違うっていうお話しましたね。
なお、ここでの説明はC(ド)から始まるドレミファソの「Cメジャースケール」の場合ですが、ここではドレミ...の場合の説明ね、位に思っておいてください。早速頭がモヤモヤしてきた人(私だけ?)コーヒーブレイクでもしようね。
前にもご紹介しましたがWikipediaに音名、音階の説明がありました。
全体に複雑な内容ですが、ここでのポイントは以下のとおり。
ドレミファソラシド...はイタリア、フランス、日本などが採用している音名
CDEFGAB...はアメリカ、イギリスなどが採用している音名で主として"C, Am"などのコード表記に使用
ハニホヘトイロハ...は純粋な日本式で現在は主として"ハ長調"などの「調(後ほど説明)」の表記に使用
③なるほど~音階=音の階段
a. 平均律音階
「平均律」は1オクターブを12等分した音律です。音律とは相対的な音の高さの関係を一定の方法によって整理したもの、だそうで、わかったようなわからないような定義ですが...まぁ音楽上のルールとでも思っておいてください。
音楽では音階を「ドレミファ・・・」と表現しますが、物理現象として表現するとA(ラ)は440Hzの周波数です。音階(音楽的表現)=周波数(物理的表現)ともいえます。
心地よい和音(ハーモニー)を奏でるためにそれまで主流だった「純正律」音階というものとは異なる「平均律」というものが登場しました。16ー17世紀頃ヨーロッパでピアノが大量生産されたころから、平均律が主に使われるようになったと言われています。 純正律でピアノを作ると鍵盤だらけの化け物になってしまい、実用的ではなかったとか...。「平均律」は数学的な方法で導き出された妥協の産物かもしれませんが、何かと便利なので(転調や移調しやすいなど)広く普及するようになりました。私達が日常的に使っているチューナーも平均律に基づいています。
以下は平均律音階の周波数(振動数)を示したものです。何のことやらチンプンカンプンですが、ここでのポイントは「音階(音楽的表現)=周波数(物理的表現)で、それを使い勝手のいいように計算で導き出したものが"平均律"だ」ということがわかれば十分です!
ミミが「音階」、「音律」、「音名」、「平均律と純正律」...あーなんでこうも専門用語が多いの!とブツブツ言ってたら、ポールからは「そんなのわからなくてもウクレレは弾けるよ」との言葉。そうなんですがモヤモヤしたままより分かったほうがいいじゃない???
オクターブ:周波数で倍になる事(Aの音440Hzが1オクターブ高いと880Hz、1オクターブ低いと220Hz)がポイントです。
それと...もう一つ、平均律と純正律の関係で重要なのがいずれの場合もA(ラ)=440Hzを基準としているという点も重要です。
なぜA(ラ)が基準になっているのか、ちょっと調べてみたところ、諸説あるようですが、一言で言うと「成り行き」なんだとか!古代ギリシャで使われていた弦楽器の一番低い音をAと名付け(英米式ではドレミではなくABCという並びなので)、それを基準にして音名や音階が作られたのです。また弦楽器によってはC(ド)の音では構造上チューニングが難しいものもあるらしいのです。
モスラさんからの補足:
音階:1オクターブを等比(等比で分割って、ことが大事だから縦軸は対数(log尺)となります)
12等分したもの(2の12乗根≒1.059倍)する。
従ってA=440HzとするとA#は440Hz*1.059≒466.164Hzとなります。
数学が大の苦手のミミの頭がグルグルしたところで...これを表にしたのが以下の平均律音階です。
b. 音階と周波数(振動数)
以下は周波数(振動数)、音階、平均律/純正律の関係をまとめたものです。
ポイントは赤字部分と太字部分でしょうか。そして半音と全音が混在しているという点ですね。
それにしても、こうやってみると『音階』とはよく名付けたもので、まさに音の階段ですね。
ふぅ....普段大して使わない頭と手書きでの作業...
ここで一休みを兼ねて周波数の記事を見付けたのでご紹介します。
ラジオの時報「プ・プ・プ・ピーン」の音程は「プ」が440Hz、「ピーン」が倍(1オクターブ上)の880Hz
人間に聞こえる音の範囲: 20Hz~20000Hz/出せる音の範囲: 80Hz~1100Hz
イヌに聞こえる音の範囲: 15Hz~50000Hz/出せる音の範囲: 45Hz~1080Hz
ネコに聞こえる音の範囲: 60Hz~65000Hz/出せる音の範囲: 760Hz~1520Hz
イルカに聞こえる音の範囲: 150Hz~150000Hz/出せる音の範囲: 7000Hz~120000Hz
イルカがダントツに優れていることがわかります。今年ドルフィンセンターに行くときはこれを思い出したいと思います。
④音階いろいろ!
最後のトピックとして色々な音階をご紹介します。
中でもミミが注目したのは最後の「沖縄的音階」で、これだけでも沖縄の雰囲気が感じられます!
次回は引き続き音階についてもう少し掘り下げ(まだあるんかい!)、音符とウクレレの関係を説明します。特にウクレレ上での音の位置は実際の演奏で避けては通れない知識になりますのでじっくりと進みましょうね!
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